
こんにちは。ミルクティーを愛してやまないのにミルクティーを飲むとお腹をくだす愛が一方通行な男こと僕です。
『婿入り』や『妻の姓になる』などと調べていると必ず出てくる『婿養子』という言葉。
なんじゃいそれは。なんでわざわざ使い分けるんじゃい。と、ややこしくて正直ストレスだったので、調べてまとめてシンプルな一覧表を作ることにしました。
ということで、今回の記事では婿入りと婿養子の違いやメリット・デメリットを、婿入り10年の経験をもとにシンプルに紹介していきます。
婿入りと婿養子の違い一覧表
さっそくですが、違いを一覧表にしたのでまずはこちらを。

と、こんな感じです。ややこしいね。
「違いはなんとなくわかった。で、どっちにどんなメリットとデメリットがあるの」
そんなあなたに向けて各項目ごとに紹介していきます。
ここからは細かい話になるんで、気になるところだけ読んでくださいね。
婿入りでも婿養子でも名字は妻のものに変わる
名字は『婿入り』でも『婿養子』でも、どちらにしても妻側のものになります。
名字が変わるメリット
- 特に……僕の場合はないかなと
- 「自分の名字がきらい」と言う人はメリットかも
- 彼女の名字になれて嬉しい、という人もいらっしゃる
- 自分をリセットできた気分になる、という人もいらっしゃる
名字が変わるデメリット
- 免許の書き換えや会社への報告など手間がかかる
- 周りに気を遣われる(婿入りは珍しいので名字が変わると両親の離婚?と思われる)
- 呼ばれ慣れないので職場で気づかないことがある
- なんとなく寂しい
戸籍は2人だけの新しいものに。戸籍筆頭者は婿入りだと妻一択
昔だと婿養子の場合、義両親の戸籍に入ることになっていたそうですが、今はその法律がなくなったそうです。
ということなので、婿入りでも婿養子でも結婚したら夫婦のみの新しい戸籍が作られるので、戸籍は義両親と別になります。
この辺りを詳しく知りたい場合は、法律を分かりやすく噛み砕いて説明してくれているこちらのサイトさんが良かったのでどうぞ⇒行政書士すずえ法務事務所様
戸籍筆頭者って何……?
戸籍筆頭者ってそもそも何……となったので、ちょっと補足(知ってる人は読み飛ばしてね)
- 戸籍筆頭者だからといって何か法律的な力があるわけではない
- 市役所で自分の戸籍をしらべる時に戸籍筆頭者の名前で検索する時に使われる
という感じです。
また、戸籍筆頭者は婿入りだと妻しか選べませんが、婿養子の場合は、
- 義両親と養子縁組をしたあとに、妻と入籍すれば、妻か自分かが選べる
- 妻と入籍(婿入り)したあとに養子縁組をする場合は妻しか選べない
と2つのパターンが存在するとのこと。
なんとなく「家のトップはお父さん!筆頭ってことはトップってことだよね!じゃあうちの戸籍筆頭者はお父さん!」っていうイメージが強いので、こんがらがるんですよねぇ……
戸籍筆頭者が妻だと時々デメリットがある
戸籍筆頭者って滅多に使うことがない情報なので、市役所とかで聞かれた時に「よく分かんないけど僕かな?」ってなってました。
そのたびに相手から「いや……検索してもヒットしないんで違いますね」って言われて、
「あ、じゃあお義父さんかな」って答えると「いや、それも違いますね……」って言われて、
「ええええ??じゃあ妻?」って答えると「ああ、みつかりました」ってなる。
この一連の流れがめんどくさい……いや、覚えてない僕が悪いんですけどね。
婿入りでも婿養子でも同居の義務は発生しない
婿入りでも婿養子でも嫁入りでも、どんな形であっても同居の義務は発生しません。
「婿(嫁)に来たんだから同居するのは当たり前」
とか言っちゃうご家庭ほど同居トラブルが多いイメージなので、注意した方がいいかなって感じです。
どうしても同居が避けられない場合(このあと説明する扶養義務など)は、敷地内同居(土地は一緒だけど家は別にすること)を条件にした方がいいと思います。
同居のメリット
- 家賃や光熱費が抑えられる
- 家事の負担が減る
- 子どもの面倒がフォローしてもらえる
- 妻のストレスが減る
- 義両親の手前ケンカに発展しにくい
同居のデメリット
- 気が休まらない(お互いに)
- 生活リズムが違うからつらい
- 肩身が狭い
- 子どもが壁に落書きしないかハラハラする
- 子どもの教育方針でストレスを感じることがある
と言った感じですね。
ここら辺は凄く根深いところなので、詳しく書くと凄いボリュームになるんで別記事にしていきます。
婿入りは不要だけど『婿養子』なら養子縁組が必要
婿入りと婿養子の決定的な違いはここ。
僕みたいな婿入りタイプは養子縁組してませんが、婿養子になるなら義両親との養子縁組が必要に。
養子縁組をすることで、義両親からの遺産相続権や、義両親の扶養義務が生まれるんです。
これは、嫌な話ですが離婚となった場合に自動で解消はされず、離婚の手続きとは別に離縁手続きが必要になるそうです。
うーん、信頼できる法律事務所さんに相談した方がいい案件ですね。
実の親の扶養義務や遺産相続権は無くならない
ここ大事。
婿に行くとなると、両親的には捨てられたような感覚になってしまう人が多いようですが、そんなことはありません。
婿に行っただけでは実の両親との関係は切れません(嫁入りも一緒)
「婿に行くけど親に何て説明しよう」
と悩んだら、この部分をしっかり伝えてあげてください。
よかったら僕の体験記事をが参考までに‥…参考になるかな?→「婿入りしたい」と伝えた時の親の気持ち。母が僕にかけた言葉とは。
義両親の扶養義務と遺産相続権は『婿養子』だと発生する
婿入りと婿養子のどちらにメリットがあるか‥‥という部分で一番大きい部分です。
扶養義務とは?
扶養義務とは、簡単にいうと「何かあったら助ける」という感じですね。
なので、先に同居の義務はないと紹介しましたが、病気や経済的理由で生活ができなくなって同居しないと助けれない‥‥なんて事態になれば、実の両親でも、義両親でも助けますよーっていうのが扶養義務です。
遺産相続権とは?
そのまんまです。遺産相続する権利が発生するんです。
ただこの辺は素人の調べた内容よりちゃんとした資格を持った方のお話を聞いたほうがいいので、参考程度に読んでくださいね。
遺産相続権が発生するメリット
遺産相続にかかる税金が免除されるので家族全体でみるとお得になります
遺産相続権が発生するデメリット
妻に兄弟姉妹がいた場合は、兄弟姉妹の相続金額が減ってしまいトラブルになりやすいので要注意です。
【まとめ】婿入りはハードルが高いものじゃない
婿養子となると色々前もって法律とかをチェックしておいた方がいい部分もありますが、僕みたいな婿入りタイプはそんなに難しい話ではないですね。
婿入りも嫁入りも名乗る名字が違うか、珍しいかの違いくらいです。
ふー……頭の中が整理できてすっきり♪
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