【婿入りの断り方】スッキリ悩みを整理するために考えるべきポイントとは

こんにちは。力持ちが言えず「ちかもろち」になる3歳の娘に悶える僕です。

僕は婿入りして早10年が経つんですが、「婿入りして欲しい」と言われても困っている人もいるそうです。

「彼女と結婚はしたい!でも婿入りはしたくない……」と思っても、それでいいのか、それをどう伝えればいいのか……。

今回の記事では実際に婿入りしてみて、どういった部分を気にすべきだったか、など経験をもとに『婿入りの断り方』に焦点をあてて整理方法を紹介していきます。

婿入りと嫁入りの違い

そもそも「婿入り」と「嫁入り」は何が違うのか。

  1. 名字が婿入りなら妻側に、嫁入りなら夫側になる
  2. 筆頭戸籍者が婿入りなら妻に、嫁入りなら夫になる

以上2点です。

最近ではお互いに折半したりと流れが変わって来てますが、嫁入りだと男性側が女性側に結納金を支払い、婿養子(婿入りとは違います。長いので詳しくはこちらをどうぞ⇒『婿入り』と『婿養子』の違い一覧表!メリットとデメリットをシンプルに解説)だと女性側が男性側に結納金を払うという風習の違いがあります。

あとは割合として、婿入りが2023年度時点で約5.5%(内閣府男女共同参画局調査資料より抜粋)ほどしかいないので、珍しいと思われがちなくらいですね。

なぜ彼女・ご両親が婿入りして欲しいのかを知る

婿入りを断る。という交渉をするなら、なぜ婿入りを望まれているのか知ることは大事です。

というのも、本当に婿入りしなければいけない理由があるのか、何を心配しているのかを知ることで、婿入りしなくても良い方法があるかもしれないからです。

よくある婿入り希望の理由

  1. 名を残したい/彼女が名字を変えたくない
  2. 老後が心配だから
  3. 娘が自分たちの戸籍から外れるのが寂しい
  4. 家業の人手がほしい
  5. 墓守がいなくなる
  6. 嫁に行ったら夫の義両親と同居しなければいけない

といったものが多いです。

このうち、1番はどちらかが譲るしかないのですが、他のものに関しては、少し勘違いが入っているものも……

ということで順に対応策を紹介していきましょー。

老後が心配⇒実の親の扶養義務は無くならない

結婚しても実の親の扶養義務はなくならないんです。

なので、老後の心配という点では、何かあった時に助けられる距離で生活をしているのかどうかの方が重要。

婿入りを断るなら、自分の親だけでなく、義両親の老後のサポートをする意思があることを伝えましょう。

自分たちの戸籍から外れるのが寂しい⇒婿入りでも嫁入りでも戸籍から外れる

結婚する=夫婦だけの新しい戸籍を作るということ。

なので婿入りか嫁入りかは関係ないです。

戸籍が変わってしまうのが嫌なら結婚自体成り立ちませんぜ……と、説明してあげてください。

家業の人手が欲しい⇒労働力として見られても困る

気持ちはわかるけど、我が子の伴侶を労働力として期待するのは、いかがなものかと……

自分が無職だったり、自分がしてみたい仕事だったら悪くないかもしれませんが、そうじゃないならどこかで不満が爆発する可能性大なので「手伝える時にはサポートします」くらいの譲歩で十分じゃないかと思います。

墓守がいなくなる⇒お墓の管理は誰がしてもいい

お墓の管理をする、しない、は結婚と関係ありません。

老後のサポートと一緒で、お墓参りに行ける距離感に住んでいるかどうかと意思の問題です。

婿入りを断ることで「誰もお墓を見てくれる人がいなくなる」と不安に思っているのであれば、ちゃんとお墓の手入れなどをする意思があることを伝えればOKです。

義両親と同居しないといけない⇒同居の義務はそもそもない

「嫁入りしたら夫の両親と同居をしないといけない……」

これは彼女が嫁入りを嫌がる要因の一つですが、嫁入りでも婿入りでも、同居の義務はありません。

なんとなく慣習的に同居するのが当たり前だと思われがちですがそんなことないんですよね。

まぁ、僕は完全同居してますが笑 ⇒気付けば妻の実家に住むことになっていた。想定外の同居スタート物語

自分の気持ちも断る理由になる

ここまで、婿入りを断るための情報を整理してきましたが、婿入りを断る理由はシンプルに「自分も名字を変えたくない」でもいいと思います。

伝え方が大切で「婿入りしたくない」じゃなくて「嫁に来て欲しい」と伝えましょう。

「大好きな彼女に自分の名字を名乗ってもらうのが夢だった」となれば、よほどの事情がなければ彼女も嫁入りを検討してくれるのではないかなぁと。

婿入りを断りたいのはなぜ?自分の気持ちを整理する

「どうしても婿入りが断れない……」となった場合は、自分の気持ちを整理してみましょう。

もしかしたら「あれ?別に婿入りしてもいいんじゃね?」となるかもしれません。

参考として婿入りのメリットとデメリットを並べていきますね(あくまでも男性目線です)

婿入りのデメリット

  • 職場や役所への届け出が面倒
  • パスポートや免許証の書き換えが面倒
  • 「実家を捨てた」と古い考えの人に思われる可能性がある
  • 義両親の財産目当てかと言われる可能性がある(ネタとしてはよく言われる笑)
  • 名字が変わることで「何か入り込めない家庭の事情かも……」と気を遣われる
  • なんとなく違う名字になるのが寂しい
  • 慣れるまで呼ばれても自分だと気付けないことがある
  • 珍しい結婚パターンなので親の説得が必要になることが多い
  • 市役所で筆頭戸籍者を聞かれてテンパる(婿入りは妻が筆頭戸籍者になる)

婿入りのメリット

  • 先に挙げたデメリットな部分を妻に肩代わりさせなくて済む
  • 義両親が積極的にサポートしてくれる
  • 新しい人生がスタートしたような気分になれる
  • 同居となったら妻は実家だから子育ても気楽だし、嫁姑問題も婿入りの方が起きにくい
  • 絶対口に出せないけど「婿に行ってあげた(自分が譲歩した)」という精神的な優位感

婿入りの方が割と円満かも

同居のことなどを考えると、婿入りの方がメリット多いかなぁ、というのが個人的な感想ですね。

義両親は婿入りした僕に気を遣ってくれますし、妻が子育てするにも気が楽。

今のところ経験はないですが、例えば義両親とギクシャクしても仕事に行っちゃえば一緒に過ごす時間も短い。

これが嫁入りで、子育てや出産などで家から出られない中で両親とギクシャクするパターンを想像すると……

ストレスが凄そう……

夫婦仲にも影響しそうなので、そう言った意味でも婿入りの方がメリット多いような気がします。

一番大切にするべきなのは二人の考え

結婚となると両親の気持ちも大切。

でも、両親の気持ちを優先しすぎると、後々何か嫌な思いをした時に、

「あの時両親の気持ちよりも自分たちの気持ちを優先すればよかった」

と、ぶつけようのない不満が生まれてしまいます。

大切なのは、親の気持ちではなく、親の気持ちを大切に思う自分たちの気持ちだと思います。

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